浮気や不倫、愛人というのは、どれも夜の世界で使われるような言葉ですよね。
どれも子供にはあまり聞いて欲しくない言葉なのには変わりありませんが、どう違うのかちゃんと説明できます?似ているようで、ちょっと違うのです。
この微妙なニュアンスが分かれば、あなたはもう夜の先生になれるかもしれません(笑)
【浮気】浮わついた心!意味は非常に広い
浮気という漢字を見て分かる通り、浮気は「浮わついた心」と書きます。つまり、フワフワした状態を浮気と呼びます。
フワフワした状態とは、気分転換にパートナー以外の異性に興味を持つという軽いものから、体関係を持つという意味まで幅広く利用されます。
イヤイヤ…。パートナー以外の異性に興味を持つのが浮気なら、私なんて浮気しっぱなしですよ(笑)「あっ。あの人カッコいい。」とかも浮気ですからね。そんなの毎日あります(笑)浮ついた心なら、お手のものですよ。
でも、そんな私がパートナーからブーブー言われないのは、ちゃんと民法で浮気について決められているからなのです。
民法での浮気とは、男女での性行為を言います。性行為がなかったら、浮気とは言いません。
一緒に飲んだとか、一緒に朝まで過ごしたけどなんにもなかったというのは、浮気にはならないんです。
性行為なしでも浮気と法律で言われてしまったら、私なんて生涯を刑務所で過ごすはめになりますからね(汗)性行為なしなら、民法上は浮気になりません。
浮気の捉え方は男女・年代・立場によって違う
民法では性行為がないと浮気と呼べませんが、浮気の考え方は人や立場、年代によって変わってきます。
- 手をつないだら浮気
- キスしたら浮気
- 性行為したら浮気
- 未婚でパートナー以外を好きになったら浮気
などなど。人によってどこから浮気か違い、パートナー同士でその考え方は違います。
年齢が若いと、手をつないだら浮気とか軽度のものでも浮気になります。年齢が落ち着いてくると、性行為したら浮気とか重度の浮気じゃないと浮気とは呼ばない傾向があります。
【不倫】は結婚した人がパートナー以外と性行為をしてしまう事
不倫の元々の意味は、人の道から外れた事や倫理的じゃない事を指す言葉でした。
1980年代のドラマから不倫は結婚した人がパートナー以外を好きになって性行為をしてしまう事と考えられるようになりました。
それ以前は結婚相手以外と関係を持つ事を「よろめき」と言われていました。
今はもう「よろめき」なんて使いませんよね。私も初めて聞きましたし。よろめきなんて言ったら、具合が悪くて倒れそうなのかな?と思ってしまいます(笑)
もし「よろめき」という言葉を使っている人がいたら、いくら若く見える人でもその人の歳が分かっちゃいそうです。
不倫もどんなものか一般的な捉え方は様々
Wikipediaで調べると、不倫というのは結婚した男女がパートナー以外の人を好きになって性行為しちゃう事ですけど、不倫の考え方も人それぞれです。
- 結婚していて、パートナー以外と性行為をしていなければ不倫にならない
- 結婚していて、浮気が泥沼化や深刻化していたら不倫
- 結婚していて、ワンナイトラブは浮気だけど長期的に関係を持ったら不倫
- 取り返しがつかなくなったら不倫
などなど。浮気に比べて不倫の方が重症だという考え方はありますが、どの程度の重症かは人によって色々です。なので、これもパートナーと考え方が違ってきます。
ちなみに、私は不倫経験はありません。パートナー以外に好きになる男性は今のところなしですし、性行為もなしです(笑)今のところはね。
【愛人】は結婚の有無関係なし
浮気や不倫がパートナー以外の人を気になったり結ばれたりするのに対して、愛人は決して悪い意味だけというわけでもありません。
またまたWikipediaのお力に頼ると、愛人とは愛する人という漢字で成り立っているので、深く愛した人という意味になります。
また、愛していて体関係もある場合もありますし、体関係なしの場合もあります。ですが、常識的に考えて、深く愛していれば体関係はあるでしょう。そして、結婚しているかしていないかは関係ないんです。
日本だと愛人というと、不倫関係で正式なパートナーじゃない人をイメージしがちです。イメージと意味がかけ離れているという摩訶不思議な言葉なんです。
マンガのるろうに剣心って知ってます?コアなファンなら知っていると思いますが、悪役の志々雄という人の側には由美という愛人がいますが、二人は結婚していません。恋人とは言わずに愛人と言っていたのは、二人が深く愛しているからなんです。恋人というと軽い感じに聞こえますが、愛人というとディープな関係に聞こえます。だから愛人なんですよね。
で、この愛人というのは国によって意味が変わってくるから面白いんですよ。
韓国で愛人というと、恋人で正式なパートナーなんです。中国も一緒の意味です。だけど台湾になると、愛人は不倫関係にある人の事を言います。日本と一緒なんですよ。
台湾は親日国だと言いますが、こんなところも一緒で親近感がわきます。
愛人はイヤな意味じゃないけど使うのは注意
愛人は深く愛し合っている人の事なので、意味としてはなんにもイヤな事ではありません。
だけど、イメージとしては愛人はイヤな意味の事もあるので、使い方に注意しなければいけません。またまたWikipediaの登場で、愛人を紹介したいと思います。
愛人とイメージするのは、こんな感じです。
- 結婚していない関係
- 金銭的な援助を受けている人
- 歳上の男性が歳下の女性に使う
- ある程度の年齢が利用する。(学生同士では愛人と言わず、恋人となる。)
- 屈辱的で差別的な意味を持つ
などです。なんか一覧にすると、愛人で持つイメージって不倫相手や浮気相手と変わりませんよね。しかも時には侮辱的な意味を持つなんて酷すぎます。
私が持つ愛人のイメージは、不倫相手である程度は美しく、マンションを買ってもらったりなどの貢られるのを想像していました。
侮辱的だなんて考えてもいませんでしたが、人によっては愛人と聞くと侮辱的な意味に捉えてしまう人もいるんだから、むやみに使ってはいけないワードだと改めて思いました。
あまり愛人って使っちゃいけないんですね…。誤解を招きそうです。
浮気相手、不倫相手、愛人をどう使い分けるのかは気持ちやお金関係の有り無し
浮気相手、不倫相手、愛人の3種類が分かったら、それらをどう使い分けるかですよね。厳密には、先ほどにも書いたような意味です。
浮気はパートナー以外に心を奪われたら使います。または、性行為に及んだら使います。だから浮気相手となったら、性行為しちゃった人となります。
不倫相手は既婚者の第2の男や女です。性行為ありです。
愛人は、結婚の有無に関わらず深く愛している相手です。彼氏彼女や夫婦でも愛人と使います。
意味だけを考えればこのようになりますが、一般的には愛人のように違う意味で捉えられていたり、どこからが浮気なのかその人の考え方によりますよね。
だから、一般的にどう使い分けるのかというのも考えていきましょう。一般的に考えられている使い方はこんな感じです。
- 浮気相手はセフレ。気持ちは移っていない。
- 不倫相手は既婚者の第2の男女。お金関係なし。
- 愛人は既婚者の第2の男女で、お金を払って側に置いている人。
こういった考え方が一般的な考え方に近いです。意味とはちょっと違いますが、このように解釈すると会話が成り立ちやすいですよ。
浮気相手や不倫相手、愛人は境界線が曖昧ですが、会話に出てきたら上のような事を参考にしていくと分かりやすいですよ。